HIV検査を受けるか考える男性

HIVに感染していたら大事です。ご自身にとっても大問題ですが、気づかないでいた場合、まわりの方にも感染させてしまう可能性があるので、早目にHIV検査を受けましょう。

HIV検査で早期発見し、機関認定の薬剤師の治療

 日本病院薬剤師会という機関では、5つの専門薬剤師を認定しています。その一つがHIV感染症専門薬剤師です。HIV治療は、薬の内服によっておこなわれます。次々と新薬が登場しており、それらへの高度な専門知識が薬剤師に求められています。治療に当たっては、HIV感染症専門薬剤師が中心となって方針を決めることも期待されています。まだこの資格を持つ薬剤師の数は少ないものの、今後ますます専門知識は必要となってきますので、需要が増し、資格保持者が増えることが期待されます。インターネットの普及によって、患者本人がある程度深い知識を得ることも容易になってきてはいますが、普通に暮らしながら、その調査のために費やせる時間には限界があります。頼れる専門家が数多く身近に存在し、適切な治療が常に確実に受けられる態勢ができてほしいものです。
 HIVの治療方法は、他の病に比べて劇的に進歩しました。死が避けられない病であったのはつい30年前でしたが、現在は、適切な治療を続けていれば、慢性疾患のようなものとなり、死に至ることもなく、普通に暮らせるようになりました。ただ、それは適切な治療をした場合のことです。放置していれば、死に至る病であることに変わりはありません。HIVの威力が弱まったわけではないからです。ウィルスが無害化してそうなったのではなく、効果の高い治療薬が出たためです。ウィルス自体はかえって威力を増していて、HIV感染からエイズ発症までの期間は非常に短くなっています。従来は10年以上と考えられていたのが、現在では2年で発症するケースも出てきています。3年という例も多く聞かれます。エイズを発症してからでは予後がよくないので、HIV検査をして早期発見する必要があります。